ABOUT

装身具あかりオンラインストアにお越しいただきましてありがとうございます。

ナチュラルな天然石と地金の質感を生かしたネックレスや指輪、シンプルで温かみのある装身具をものづくりの街、東京台東区の彫金アトリエにてハンドメイドで製作しています。季節やテーマに沿って、ささやかな物語のあるコレクションを紡ぎ、オンラインストアで披露してゆくスタイルをとっています。こだわって買い付けた天然石ひとつひとつが美しくあるようデザインしてお作りするためほぼ一点ものになります。現在、シルバージュエリーを主に製作しておりますが、カスタムメイドやゴールド・プラチナのオーダーメイドも承ります。お気に入りを見つけていただけたらとても嬉しいです。


■わたしと装身具

指輪、ネックレス、ブローチなどの貴金属、ビーズを紡いだブレスレットやヴィンテージのコスチュームジュエリー、かんざしや帯留めといった和のジュエリー。もっと言うなら目に見えない香り（アロマテラピー、フレグランス、塗香など）を含む広い範囲での「好んで、身に纏うもの」も「装身具」といえるのではないかしら。装身具ということばを紐解くと、外敵から身を守るために、魔力があるとされるものを常時身につけたのが始まりだそう。装身具を用いて着飾ることは世界中にみられる現象で、花、木の実、貝殻、角、ガラス、貴金属と発展していきました。現代は主に貴金属を指しますが、広い意味では神社のお守りや、登山者が身につける熊よけの鈴、ベルト、社員章なども装身具に含まれるというから懐が広いですね！

そんな「装身具」ということばを屋号に採用したのは、その懐の広さに惹かれたのと和風の屋号をつけたかったから。少し古風な響きがあるのも気に入っています。じゃあ、「あかり」は？こちらはひとえに好きな音、好きな字面、好きなことば、好きな名前です。子供の頃から「あかり」ということばの響きが好きで、ジュエリーの仕事をしようと決めた際、屋号に採用するのは自然なことでした。

なにかを明るく照らす象徴をさす言葉でもある「あかり」は、ジュエリーのきらめきにも通じるように思います。星あかり、月あかりのようにささやかな美しいもの、眺めたり、身につけて嬉しい気持ちになれる、天然石とジュエリーの提案をしてゆけたら。季節の歳時記や月の満ち欠けを味わいながら、ゆっくりと展開したいと思います。見守っていただけましたら幸いです。


■想いで身を飾るということ

大切な気持ちを小さな美しいものに託して愛でたり、愛情の証に贈ったり、お気に入りをお守りのように扱う気持ちは人類の愛すべき性質だと思うのです。人はいつから想いを身につける・想いで身を飾る ようになったのでしょうか。博物館へゆくと、古代の遺跡から発掘されたジュエリーに出逢うことがあります。日本ですと、ガラス玉から作られたネックレスや翡翠の勾玉、埴輪や土偶に首飾りや腕輪の装飾品がみられますね。私がジュエリーを学び始めた学生の頃、授業で触れたある遺跡の話が印象的でときどき思い出します。その遺跡では、発掘された人骨の頭部や首まわりに植物を編んで作ったと思われる花飾りが見つかりました。花飾りの繊維を採集して調べると現代には存在しない、古代の植物であることが判明したのです。

植物は石や貴金属とは違い、とても儚い素材ですが、ドライフラワーとなって何千年も死者とともに眠りつづけ、古代の人々も花飾りを編んだということ、その花飾りは紛れもなく死者への想いをかたちにしたものであろうこと、その植物は薬草やお守りの役割を持っていたのかもしれないこと、など多くのことを後世に伝えます。また、ジュエリーとは、必ずしも黄金の貴金属のみではない、ということに気付かされます。私は貴金属でジュエリーを作る仕事をしていますが、このことは常にあたまの片隅にあり、ジュエリーとは一体なんなのか、と想像することもしばしばです。


■Profile

装身具あかり　
Maki Otsuki

彫金家　ジュエリーデザイナー

小さい頃からものを作るのが好きで、外で遊ぶより
手芸や工作に夢中になる子供でした。

ものづくりを専門的に学んでみたくなり、高校卒業後
ヒコみづのジュエリーカレッジにて彫金を学ぶ。

社会人になり、ジュエリー業界にゆるく関わりつつ
出版系企業、派遣OL、着物着装師、ホリスティックケア
のセラピストなどさまざまな業種を経験。

2016年、原点であるジュエリーに戻り、彫金を再開。

2017年、理想的な彫金アトリエにめぐりあい、ジュエリー
を生業にしている素晴らしい先輩たちの応援もあり、
ジュエリー製作と天然石に向き合う日々がはじまる。

2018年、ホームページ兼オンラインストア OPEN

2022年現在、オンラインストアリニューアル。

趣味は散歩と旅（京都・英国へは定期的に）
着物、カメラ、喫茶店でのんびり過ごすこと。
フラワーエッセンス、アロマテラピーなどの
自然療法でセルフケアをすること。
最近はベランダ菜園が楽しい。

Making of Jewelry

GEM STONE

飴玉のような、星のかけらのような。天然石は色も形もさまざまで、ふたつとして同じものは存在しない、太古の地球からの贈り物。当店で取り扱う天然石は、ルースそのままでの愛らしさはもちろん、シンプルな美しさ、身につけやすさを大切にひとつひとつ海外から直接仕入れています。素朴なルース、インクルージョン（内包物）が個性的なピース、日常使いにぴったりの色石、クラシックな美しさから近年評価されつつあるナチュラルカラーダイヤモンドなど、多様なジェムストーンを日常使いしやすいジュエリーにお仕立てします。

MATERIAL & CARE

当店のジュエリーの素材は、SILVER950＆925、K18、Pt900を使用し、おもに彫金・鍛金の技術でお作りしています。天然石および貴金属の細工には繊細なものもあり、日常のご使用で容易に破損することのないようお作りしておりますが、落下や衝撃、繊維の引っ掛けによる破損、プールや温泉、クリーム類の化学反応による変色にはご注意ください。 シルバージュエリーは、最終工程でロジウムメッキを施し、変色しにくい仕上げとなっております。しかし、長年お使いいただくとメッキが剥がれて地金が変色することもございます。その場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で軽く洗浄するか、専用のクロスで優しく磨いていただくことをおすすめいたします。

GIFT BOX

お菓子の入っていた箱が可愛くて捨てられない！という経験はありませんか？ 私はあります(笑) 箱目当てでお菓子を購入したことも数えきれません。 ブランドを立ち上げようと決めてから、完成したジュエリーのための箱をさまざまな角度から探しました。ネックレスとリング用のクラシカルな深緑色の宝石箱は、ヨーロッパから仕入れた丁寧なつくりのギフトボックス。大切な方への贈り物にもぴったりです。アイテムによりましては、こちらのギフトボックスに入らないものもあり、その際は別デザインのボックスにお入れいたします。 また、ブローチ類などはシンプルなクラフトペーパーボックスにお入れしてのお届けになるものもございます。箱やラッピングの詳細につきましては、各アイテムのページをご参照ください。

SHOPPING GUIDE / ご注文の手引き